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  • 執筆者の写真蒸気兎

CEDEC2017とマギカテイル制作状況

先週はCEDEC2017へ参加してきました。

任天堂のセッションが初?(多分…)だったそうであらゆるクリエイターが任天堂のセッションに参加していた気がします。

自分はゼルダのセッションを二つほど、自身の職種外のものと該当職のセッションを受けましたが

任天堂のセッションは説明が非常に丁寧で分かりやすく担当外の職であるセッションも理解できるように説明なされていました。めちゃくちゃ面白かったです。

特にゼルダのフォグ効果とLODの景観動作に関しては感銘を受けました。

処理負荷が非常に密に関係してくる部分でアートの見せ方に合わせて抜く所は抜き、魅せる所は魅せるというやり方が

紹介されていたのですがファミコン時代から容量制限と戦ってきた会社だからこそのテクとプログラムとの連携で

出来た事などかなり細かな部分まで紹介されていました。

あれはグラフィッカーの方ならもっと感銘受ける部分が多かったんでしょうね。

(自分はアート系の知識がないので)

音関連についてはあまり語りだすとあほみたいな長文になりそうなので省略しておきます。

プラチナさんのニーアオートマタのセッションが多分一番面白かったです。(反響と遮蔽関連+高度の音の表現方法)

VRもそうですが今後のAmbisonic環境音が基本になっていきそうです。

またWwiseのDehumaniserプラグインが追加されるそうでこれも注目の一つでした。

Dehumaniser2自体は既に仕事で使っているので楽しみです。

ただしWwiseのプラグインは並列処理なのでVSTとちょっと使い勝手は変わりそうですね。

ちなみにこんなやつです。

ちっとお高いですがそれ以上の機能がついています。

◆Dehumaniser2

https://www.krotosaudio.com/products/dehumaniser2/

フリゲで使うには高すぎるソフトですが同人サークルなど多少予算がある場合には

モンスター系の声を作りたいときにプラグイン一発指し+テンプレだけでも高品質なモンスターの声ができるのでお金を少し出してでも高品質なものを作りたい場合はオヌヌメです。

今や国内、外の映画なんかでかなり使われていますね。

CEDECはこの辺にして、制作状況です。

エンチャント外しのデバッグをしている最中ですが、

元々簡単になり過ぎていた部分が緩和されて程良い難易度になりました。

ただ低レベルでのレアエンチャ・レア武器によるごり押しは難しくなりました。

簡潔に説明すると

修正前→レベル30目安の場所 レアエンチャ・レア武器所持レベル20で難なくクリア

修正後→レベル30目安の場所 レア武器所持レベル25でなんとかクリア、30で難なくクリア

くらいの感覚です。すみません、わかりずらいですね。

攻略レベルに対して少し適正化した感じです。

ちなみにエンチャを外した理由は終盤での動作が重くなるのとアイテム管理が非常にし辛いという点で

外したという経緯があります。バランスに関しては大きな問題ではなくゲームのプレイヤー操作部分での

問題が一番大きな問題でした。

・アイテムがスタックされない→ゴミも量産されるエンチャ武具、ゴミを売る時めちゃくちゃめんどくさい

・スタックがないので1項目1アイテムとなる→終盤アイテム欄を圧迫しスクロール動作がヤバくなる

こんな感じです。

要するに厳選を楽しむ人ほど苦痛を伴うというものだったので

『それなら素直に武器数多くしてレア掘りバランスに専念する方が効率が良い』

という事で"ゲームの最適化"として削除することにしました。

スタック問題が解決されれば良いのですが自分はそこまでRubyを弄り倒す事はむりなので

今回は切るという形をとったのですがこういう時言語知識が欲しくなりますね。

あとは細かい部分もろもろあるのですが省略。

少し大きな所ではライティングを調整しました。

どの程度の輝度で見やすくするかというのは常々課題でしたが、やはり環境によって見えなくなるというのは

InnocenceActorの時も言われたことがあるので表現もある程度生かしつつ視認しやすさを優先する形に

調整を行いました。

★修正前

★修正後

すべてがそのように調整された訳ではなく、要所要所では思いっきり暗いダンジョンもあります。

但しこれらはギミックとして必要であるという理由で残しました。

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